留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2024年に調査した内容を掲載しています。特殊文字や記号は省略しています。

家賃を抜いた1人分の毎月の生活費は約433.20米ドルです。首都であるブエノスアイレスの物価は基本的に高く、現在は物価高騰中で全てのものが昨年比で2倍近くの金額になっています。特に衣料品、娯楽関連費、食料品(とりわけオリーブオイルやビール)などの価格が大きく値上がりをしています。一方、特産物である牛肉は日本と比べて安いです。

 

食費
インフレの影響による食費の相場変動はありますが、外食の価格は以下の通りです。
都市部高級エリアでの食事:6,000~13,000アルゼンチン・ペソ(約1,000~2,400円)
ファストフードでの食事:4,000~6,000アルゼンチン・ペソ(約700~1,000円)
 
交通費
首都ブエノスアイレス市内には、市内バス、地下鉄があります。また、郊外、地方都市を結ぶ鉄道や中長距離バスもあります。
ブエノスアイレス市内や他の都市でも公共交通機関を利用する際は、SUBEと呼ばれるプリペイド式ICカードが必要となります。カードは駅、ショッピングセンター、キオスクなどで購入・リチャージできます。
市内バス:Colectivo:270アルゼンチン・ペソからで乗車距離により異なります。
地下鉄:Subte:1回125アルゼンチン・ペソですが、乗車回数が増えるにつれ、乗車料金が安くなります。(21回以上100アルゼンチン・ペソ、31回以上87,50アルゼンチン・ペソ)
 
光熱費
アパート(85m2)で2人暮らしで月37,000アルゼンチン・ペソ(5,000円)程度

1人住まい用アパート(都市部の平均的エリアで家具付き45m2):月335,000アルゼンチン・ペソ前後
 
シェアハウスは、住居の形態で違いがあります。
3~4人でアパートをシェア:月180,000アルゼンチン・ペソ
ホステル(朝食付き):310,000アルゼンチン・ペソ~

Residencia Universitaria(学生寮)
アルゼンチンの大学は一般的にキャンパス内には寮を完備していませんが、周辺にResidencia Universitariaと呼ばれる学生寮がある場合が多いです。大学は学生寮を含め、近隣の住居探しを支援していますので、まずは学校に相談することをおすすめします。個人で住居を探す場合には、不動産会社や新聞広告の利用、知人からの紹介などの方法があります。

ブエノスアイレスで住むところを探す場合、同市の公式ホームページでも探すことができます。
■Study Buenos Aires[英語・スペイン語・ポルトガル語]

Universidad Nacional de La Plata(ラ・プラタ国立大学)は、国内で唯一、無料で学生寮を提供しています。
■Universidad Nacional de La Plata(ラ・プラタ国立大学)[スペイン語]

民間のアパート
zonaprop[スペイン語]などの不動産サイトで探すことができます。

アルゼンチンの典型的な朝食は、バターやドゥルセ・デ・レチェという日本のキャラメルに似たミルクジャムをたっぷり塗ったトーストとフルーツ、そしてカフェ・オレです。メディア・ルナ(三日月)というミニクロワッサンも好まれています。

お昼は1時~2時30分の間に1時間程度かけて食べます。ステーキとサラダの組み合わせ、または牛肉のカツレツとフライド・ポテトといった組み合わせがもっとも一般的な昼食です。パスタ、ピザといったイタリア料理もよく好まれています。

アルゼンチン料理に欠かせないのが牛肉です。アルゼンチン牛は自然放牧されているので、無駄な脂肪がなく甘い、肉本来の味わいのあるおいしい牛肉をとても安く食べることができます。

夕食の時間は日本に比べ遅く、10時頃です。昼食から夕食までの間6時頃におやつを食べる習慣もあります。レストランに行く場合は、9時過ぎに予約していくのが一般的です。
一般的な夕食は肉料理が中心です。魚料理はあまり食べませんが、最近ではメキシコ、ベトナム、タイなどのエスニック料理も人気で、魚が健康によいという考えも広がりつつあります。それにともない、寿司、お刺身を食べる人も増えています。

アルゼンチンでは、日曜日のお昼に家族で食事をする習慣があります。パスタやピザを手作りしたり、大人数でアサードというアルゼンチン・スタイルのバーベキューをしたりすることもあります。

アルゼンチンの人口の約80%がイタリア、スペイン系のためアルゼンチンの食生活にはイタリア料理が根付いています。
日本の食材を売っている日本食スーパーや中華街などもあります。

アルゼンチンの公的医療システムは、社会医療保険制度(Obra Socialオブラ・ソシアル)と民間医療保険制度(Medicina Prepaga メディシーナ・プレパガ)から構成されています。アルゼンチン国民だけでなく外国人も、保険未加入者であっても公立病院を受診する場合には原則無料で医療を受けることが可能です。またアルゼンチンの保険加入者が、保険でカバーされる医療機関の診療を受けた場合も無料です。
しかし保険適用外の私立病院を受診する場合は全額自己負担となり、邦人が利用することの多い私立総合病院は、一般に医療費が高額で、国のインフレに伴って更に値上げが行われています。そのため、渡航者は事前に補償範囲や治療・救援費用が十分な海外旅行傷害保険に加入することが強く推奨されます。

ブエノスアイレス首都圏の私立総合病院は、医療設備も整っており、欧米先進国等と遜色ない医療が提供されていることが多いです。公的医療機関も一定水準のレベルが保たれ、優れた施設があります。しかし、公立病院は医療費が無料のため混雑しており、予算の面から医療設備が十分でないことがあります。また、首都圏の医療機関と地方の医療機関では医療レベルの差があります。

一般的にはまず診療所を受診し、必要に応じて、医師からの指示書を受け、他の医療機関で検査を受けます。
受診、検査をする際は事前に予約するようにしましょう。アルゼンチンの公的病院は事前予約が必要で、予約をしていない場合は、日中でも救急外来を受診することになります。薬の購入には処方箋が必要です。英語が通じる医療機関もありますが、スペイン語しか話せない人も多いので、必要に応じて、スペイン語が分かる人同伴で受診するようにしましょう。

かつてアルゼンチンは他の中南米諸国に比べ、教育・生活水準が高く、比較的治安の良い国と言われていました。しかし近年は経済・財政状況の悪化によって貧困層が増え、首都ブエノスアイレス市を中心に強盗、窃盗などの犯罪が増加しています。安全のためには、目立つ行動・服装などは控える、行動をパターン化しない、深夜の外出や怪しい場所に近寄らない、などの用心が必要です。

すりやひったくりなど、グループ犯による組織的な犯罪が多数発生しています。また、運転手と強盗が手を組んでいるケースもありますので、流しのタクシーは利用しないようにしましょう。

ブエノスアイレスなどにはスラム街である「ビジャ」が複数あります。周辺でも、銃器を用いた殺人、強盗など凶悪犯罪が多発していますので、絶対に近付かないでください。

近年ではサンタフェ州ロサリオ市において、激化する麻薬組織間抗争の影響で、銃撃による死傷者が多く出ています。麻薬組織関係者だけではなく、流れ弾による一般市民の死傷者も発生しています。

アルゼンチンにはチップを渡す習慣があります。

以下がチップの目安です。
レストランの支払額の10%程度
空港やホテルでポーターに荷物を運んでもらった場合は、荷物1つにつき1ドル程度
ホテル宿泊時は、ホテルスタッフへ枕元に置きます。一人一泊1ドル程度。
ツアーガイドなどにも感謝の気持ち程度に渡しますが、タクシーの運転手などには渡す必要はありません。お釣りが少額の場合は、チップの代わりとしてあげる場合もあります。

ラテンアメリカ諸国においてアルゼンチンは英語の普及率が高いとされているものの、スペイン語しか話せない人も多く、日常会話程度でもスペイン語を話すことができるといいでしょう。

銀行口座開設は外国人でも行うことができます。パスポートなどが必要となるほか、在留資格によっても必要書類が異なるため、各金融機関にご確認ください。銀行口座開設時にはデビットカードが発行されます。
 
両替所や金融機関などは、信用して両替することが可能です。また24時間営業のATMも安全に両替できる手段のひとつです。
ダウンタウンで両替を持ちかけて来る行為は違法なので利用しないでください。
 
海外送金については、以下のデータが必要となります。
SWIFTコード:BACIARBA(Banco Ciudadコード)
入金したい口座に対応する固有の銀行コード(CBU)
受益者の氏名および国民識別番号(CDI)
金融機関によっては口座開設から一定期間以上経っている人が対象である場合もあるため、各金融機関に確認してください。

●公衆Wi-Fi
ブエノスアイレス市においては、BAWifiという公衆WiFiが普及しています。市内の公共スペース、メトロバス、地下鉄の駅に2,400以上のアクセスポイントが設置されていることで、無料でWiFiを使用することができ、すべての住民が安全なインターネットネットワークに24時間接続できるようになっています。

●アルゼンチン国内における主要通信会社は以下の通りです。
・Claro
・Telefonica Movistar
・Telecom Personal

プリペイド式のSIMカードを通信会社の店舗、もしくは他の販売店(通信会社のロゴが掲げられている店舗)で購入し、金額をチャージすることで使用することができます。

●電話
・市内通話:ブエノスアイレス市の電話番号は8桁です。(携帯以外は市外局番不要)
・国内通話:先頭に0を付けてから、市外局番と市内番号を付ける必要があります。
・国際通話:国番号の前に00を付けます。
※海外からブエノスアイレス市に電話をかける場合は、固定電話の場合は市内電話番号の前に (+54 11)を、携帯電話や携帯電話の場合は(+54 9 11)を付ける必要があります。

アルゼンチン 交通

首都ブエノスアイレス市内には、市内バス、地下鉄、プレメトロ、メトロバスがあります。また、郊外、地方都市を結ぶ鉄道や中長距離バスもあります。
ブエノスアイレス市内や他の都市でも公共交通機関を利用する際は、SUBEと呼ばれるプリペイド式ICカードが必要となります。カードは駅、ショッピングセンター、キオスクなどで購入・リチャージできます。

市内バス:Colectivo
市内バスは地下鉄が通っていない場所も網羅されており、便利な市民の足となっています。運賃は支払い媒体により異なりますが、ICカードであるSUBEで支払うと270ペソから乗車することが可能です。金額は乗車距離によって異ります。

地下鉄:Subte
ブエノスアイレス市の地下鉄の歴史は100年以上と古く、バス同様、市民の便利な足となっています。運行時間は午前5時半~午後11時半です(土日祝の運行時間は異なります)。ABCDEHの6路線が運行されており、運賃は最大125ペソで、1か月の乗車回数によって変動します。

プレメトロ:Premetro
ブエノスアイレス市南部を走る路面電車です。2路線出ていますが、運行距離は短く、運賃は43.75ペソです。

メトロバス:Metrobus
バス専用レーンを走行する市内バスで、10路線が運行されています。

タクシー
ブエノスアイレス市内のタクシーは、車体が黄色と黒で統一されています。空車の場合は“LIBRE”と表示されます。運賃は、初乗りは854アルゼンチン・ペソで、メーターによる加算式です。夜間(22時~翌朝6時)は20パーセントの深夜料金がかかります。Remis(レミス)と呼ばれるハイヤーは、車体はタクシーのようで、色は統一されていません。

ブエノスアイレスでは、配車サービスであるUberの利用はタクシー業者との確執から違法となっており推奨されていません。その代わりとして、市政府公認の配車サービス「BATaxi」または「Cabify」の使用が推奨されています。

鉄道
ブエノスアイレス市とその郊外を結ぶ首都近郊線は6路線です。

長距離バス(Omnibus)
ベッド付きバス(Coche cama)やリクライニングシート付きバス(Coche semi cama)など、設備は充実しています。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。